読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

キングダムが好きすぎて。

キングダムが好きすぎるあまり、自分を落ち着かせるためにまとめました。

キングダム 6巻 「伍の戦い」

*ネタバレあり*

キングダム 6 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 6 (ヤングジャンプコミックス)


さて6巻。

臆することなく戦場を駆け巡りまくり、
戦の才を発揮する初陣の信。

そして信が組んだ「伍」のメンバー•羌瘣の活躍。

信が初めて配属された軍の将•縛虎申(ばくこしん)の戦にかける想い。

戦場とは、
戦とは。

を考えさせられる6巻です。

ちなみに表紙は羌瘣だけど、
緑穂が緑色じゃないのが地味に気になります。
(画像ではわかりにくいけど、茶色+赤玉。)
空はなんでか緑だけど。笑
まだこの時は設定がなかったのかなー?


【あらすじ】
魏国へ攻め入るはずが、
魏国の将•呉慶将軍に虚をつかれ、
逆に攻め込まれることとなった秦国。

城攻めが中止となり、決戦の場所は
「蛇甘(だかん)平原」という平地に変更された。

信達の"伍"が所属する"第4軍隊"も
いよいよ突撃の時がやってきた。

信達の伍は、特攻好きで無茶をすることで有名な縛虎申千人将の軍に配属となる。

突撃の号令がかかり、盾と槍を構え防壁を作り構える魏軍の中に、
信は一直線に向かっていく。

無謀な突撃に、あっさり串刺しにされると誰もが思ったその瞬間、
信は高く跳び、
魏軍の中へ1人で斬り入った。
そしてそこから周囲の敵を斬りまくり、
さらに前線に戻って内から防壁を崩し、
秦軍が攻め入る突破口をつくる!

信のおかげで防壁が一部崩れたことにより、
歩兵達の乱戦が始まったが、
魏軍は序盤から
"中華最強の戦車隊"と自負する
装甲戦車隊を送り込んでくる。

戦車隊に手も足も出ない歩兵達だったが、
突然羌瘣が「策がある」と言い出した。

羌瘣の案で死体の防壁をつくり、
何とか戦車隊の攻撃をしのぐ歩兵たち。
壊れた戦車隊から分離された馬を見つけ騎馬した信は、戦車の車輪を狙って攻撃を仕掛け、善戦する。


所詮は大軍の乱戦の中でのささやかな一部分の活躍であり、戦局が大きく動くものではなかったものの、

本能で戦況を把握する麃公将軍はその一帯の動きを見逃さず、
信らが所属する第4軍隊に騎馬隊の援護を送り込み、そのおかげで信らは窮地を脱する。

束の間安堵する尾平ら仲間達だったが、
縛虎申は騎馬隊を送り込んだ麃公将軍の本意に気づき、
今こそ丘の上にいる魏軍の副将•宮元(きゅうげん)を討ちこの戦局を覆すと言い放ち、
信ら含む生き残った縛虎申隊を強制連行して中央を強行突破。

丘上で手練れの弓隊に受けた矢傷で縛虎申は致命傷を負うも、
信の援護もあり、副将•宮元の首を討ち取る!


* * *


信、大暴れですなー。


そもそも歴史物にも中華物にもましてや血だらけグロ描写の漫画にもまったく興味がなかった私なので、
キングダムを読んで、初めて「戦」というものについて考えたし、
至極当たり前だけども生き残るってすごいことだとも思ったり、色々と戦国時代について思いを馳せるようになりました。笑


信達歩兵は5人1組で"伍"をつくり、
伍を10列組んだ"属(ぞく)"、
属を2組で"伯(はく)"、
伯を2組で"曲(きょく)"、
曲200人を5曲組み、陣型を敷いた
千人将•縛虎申隊の最前列に配属されます。


信の伍は、
澤什長を除いて、信を含め尾平、尾到は初陣、そこに謎のチビっ子羌瘣
というメンバーで、最弱の伍とからかわれる始末でしたが、

澤什長いわく、
「私の伍はいつも最弱と言われていますが、私の伍は今まで1人も死んでいない」
とのこと。

弱者なりの伍の戦い方として、
5人は10歩と離れず常に背を向けあい、
死角を互いに埋めながら、
例え手負いの敵1人に対しても5人で攻撃する、
五身一体の伍の結束で生き残ろう、と。

そして突撃の号令。

盾と槍を壁のようにして構える魏軍に、
正面から突っ込む秦軍。

「チッ やっぱりそうきたか
てめぇら前の奴らの屍かけ上がってあの壁乗り越えろっ(少なくとも最前列は串刺しになって全滅だ)」

と、沛浪(←まだ名前出てないけど)が仲間に叫びます。

何百、何千、何万の軍も、個々の人間の集まり。
「必ず死ぬ役目」、
「死ぬ者がいてこその後続」、
いわば
「捨て駒がいないと成り立たない」
という現実。


誰もがいきなり死にたくはないだろうに、この場合だと
最前列の配属=必然的な死。


当たり前過ぎですが、戦は恐ろしいと震えます。。。

今回は、信の作った突破口で壁が破れ、
最前列全員が串刺しということにはならなかったようす。

グッジョブ信!

そして尾兄弟や澤さんは伍の力で助け合い、何とか生き延びたものの、
信は1人で突っ走るし、羌瘣に至ってはどっか行っちゃっていないし、
この伍、3人でよく生き残れたな。笑

途中で信や羌瘣も戻り、戦車のピンチを切り抜けるも、
縛虎申の判断でさらに中央を強行突破し
魏軍の副将を討ちに行くことになります。

途中すっ転んで敵に囲まれた絶体絶命の尾平を、
羌瘣が助けるというシーンがありますが、
その剣技に羌瘣の只者ではない感があらわに。

記念すべき「羌瘣に助けられる尾平」第一回目となりました。笑


そして6巻ラスト。
矢で胸を撃ち抜かれながらも、宮元の元までたどり着いた縛虎申と信。

縛虎申と宮元の直接対決。
以下、最後の2人のやりとり。


🔴宮元 : 「奇蹟とは非力なものに舞い降りる幸運
そんなものに助けられて何を得意気になっている

そのような運だのみの戦をやっているから数万が犬死にするのだ愚か者が」

🔴縛虎申 : 「犬死にではない!
奴ら全員の骸の橋を渡って俺はここまで来たのだ」

🔴宮元 : 「フン 仲間の犠牲などと美談を戦に持ち込む輩は儂が最も嫌悪する人種!

秦の部隊長よ 奇蹟とはいえここまで来たことは事実だ
だが来ただけで何とする
儂を討ち丘を奪取せねば何ら戦況は変わらぬ
それができぬお前はやはりただの犬死にだ!」

(宮元、剣で縛虎申を貫く)

🔴宮元 :「儂をただの軍師と思っていたのか?
かつては呉慶様と共に前線を荒らした武人ぞ
愚か者が」

🔴縛虎申 :「クククク 武人が聞いてあきれる
もはや視力すら失った死人の俺にわざわざ剣を穿ちに来るとはな」

(縛虎申、宮元の頭を掴む)
🔴宮元 : 「!?」

🔴縛虎申 : 「どうだ宮元 今のこの俺の力も単なる奇蹟か?
貴様らがそう思っているのなら絶対に麃公様には勝てぬ」



そして縛虎申は宮元の頭を剣で貫き、宮元を討ちとるところで6巻は終了します。


セリフだけだとイマイチ臨場感が無くて伝わりにくいけど、

視力を失った縛虎申の表情とか、
意表をつかれた宮元の討たれる寸前の表情とか、
2人の戦いを見守る信の表情とか、

見せ方が本当に上手いんですよね。。。


縛虎申は、初めは気性が荒い戦バカの単細胞な将だと思っていたけど、

信の戦い方を見て信の才を見抜くという先見の明もあるし、
無謀な戦を強いて部下達の命をないがしろにしているようでいて、すべての命を背負う覚悟を持って戦っていたことが分かったし、

けっこう熱い将だった。

でも宮元の言っていることも間違ってはいない訳で、
ラストでもし宮元が縛虎申を直に討ちに来なければ、
視力を失っていた縛虎申は確実に周りの兵にやられていた。

そうなるとすべてが水の泡な訳で。

でも確かに戦運というものはあるのでしょう。

理屈ではない、運だのみでもない、縛虎申の戦にかける想いと、
麃公の戦に対する信頼が結果的に戦運を引き寄せた。

縛虎申、熱いぜ。

軍には配属されたくないけど。




【メモ】
⭕信、戦車の馬を拾い、騎馬する。
⭕羌瘣、頭も切れるが剣もかなりの使い手ということが判明。
⭕壁、武官の極み•大将軍になることを心に誓う。
⭕壁の幼馴染•尚鹿(しょうかく)千人将、ちょいちょいいい奴。