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キングダムが好きすぎて。

キングダムが好きすぎるあまり、自分を落ち着かせるためにまとめました。

キングダム 14巻 「友」

*ネタバレあり*

キングダム 14 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 14 (ヤングジャンプコミックス)


各巻のサブタイトル(その巻の1番メインとなる話の副題がそのままつく)って、
このブログを始めるまではあまり意識してこなかったのですが、
気にし出すとすごく興味深いものですね。

14巻は、「友」。

表紙で既に胸が詰まります。
強さがデタラメすぎる龐煖。
立ち向かう飛信隊たちに何度も何度も目頭が‥‥。


では、あらすじから。


【あらすじ】
突然夜襲をかけてきた龐煖に、多くの飛信隊メンバーを一瞬で惨殺された信と羌瘣は、
2人で龐煖に立ち向かう。
しかし信は即座に龐煖の攻撃を受けて気絶してしまった。

残された羌瘣は、歴代の蚩尤を凌ぐと言わしめた最深の呼吸の巫舞で龐煖と戦い傷を負わせる。
しかし、短期戦では龐煖を仕留めることは敵わず、巫舞が解けてしまう。

もう戦えないと判断した羌瘣は隊を逃がそうとするが、龐煖に包囲され、またもや数人の兵を惨殺されてしまう。

その時、更に最悪なことに偶然近くに居合わせていた趙の万極軍が龐煖の夜襲を知り、援護に現れた。

意識を取り戻した信は、羌瘣とともに何とか隊だけでも逃がそうとするが、
龐煖と万極軍に囲まれ、窮地に陥る。

その時、丘上から干央軍長の号令がかかり、
おびただしい数の矢が龐煖に向かって射ちこまれた!
敵襲を知らせる銅羅で龐煖の夜襲を察知した干央軍長が、騎馬隊と弩隊を引き連れて援護に来てくれたおかげで、両軍入り混じる乱戦に。

一旦退却しようとしていた信も、乱戦になった以上、再び龐煖を討ち取りにかかることを決意。

干央軍長は万極将軍と打ち合いになり、龐煖まで届かない状態の中、
飛信隊のメンバーで策を立て龐煖に奇襲をかけた信は、隙をみて龐煖に一太刀入れることに成功する!

しかし次の瞬間、矛の柄の部分で強烈な突きを受け、大量の血を吐いた信はその場に崩れ落ち、
援護に入った羌瘣も、再び龐煖に吹き飛ばされてしまう。

信にとどめを刺そうとする龐煖に、誰もがやめろと叫んだその時、

澤、尾平、尾到が、気を失った信の前に3人がかりで3つの盾を構え、龐煖からの攻撃を受け止めた。
吹き飛ばされる3人だったが、すぐさま盾を構え、再度龐煖からの攻撃を受け止める。

その姿を見て、残された兵たちも駆けつけ、信と3人をガードしながらも龐煖から退却することに成功。

乱戦を抜け出し、山中へ脱出した飛信隊だったが、干央軍長を倒し、追撃してきた万極軍から逃れるため、
尾兄弟に信を託して残りの隊で時間稼ぎをする。

信を背負い、山中を登りながら追手から逃げる尾兄弟。
途中で二手に別れ、尾平が追手をまく間に尾到が信を連れて遠くに逃げることに。

無事に追手から逃げることができた信と尾到だったが、
尾到は矢傷が深く、信が目覚めたのを確認すると命が尽きてしまう。

翌日、開戦より5日目。
山を下り、散り散りに逃げていた飛信隊メンバーたちが合流すると、
隊は36人になっていた。
半数以上の仲間の死を背負いながらも、必死に前を向こうとする信たち。

前夜の夜襲のせいで軍からはぐれてしまったため、秦軍に合流すべく秦の旗が見える方向に向かっていくと、それは趙の渉孟軍が仕掛けた罠だった。
敵襲から逃げる飛信隊の前に、
なんと王騎将軍の本軍が現れた!

対するは、「破壊の渉孟」の異名を持つ渉孟将軍。
対戦したことのある鱗坊軍長もその武力を認め警戒するも、

なんと王騎は渉孟を瞬殺。

王騎将軍の圧倒的な強さを目の当たりにし、趙軍は一目散に退却していった。

その頃、山中まで趙軍を追ってきていた蒙武・隆国軍長の連合軍は、ついに本陣を視界にとらえつつ混戦を続けていたが、

その蒙武の前に、龐煖が現れるーーー。



* * *



前巻から引き続き、龐煖VS羌瘣。

そもそもは、羌瘣の持つ「強者のオーラ」的なものを感じ取り、現れた龐煖。

しかし羌瘣の最深の巫舞を持ってしても龐煖には敵わなかった。

‥‥これは何だか悔しかったです。

「舞うぞ緑穂」

とか、名セリフもいっぱい出たのにー!

自分の最深の巫舞での剣を受け止められてしまった羌瘣は、龐煖の底知れぬ強さに今の自分では敵わぬと悟り、
巫舞が完全に切れて動けなくなる前に隊を逃がそうとするも、

龐煖に
「一人もこの場を離れることは許さぬ」
と言われてまた仲間を両断されてしまいます。

「ここを失うわけにはいかない」

と踏ん張る羌瘣。
(ホント死なないで!)

羌瘣、初登場以来初の大ピンチでハラハラしているところに、干央軍長がナイス攻撃を仕掛けてきた時は、飛び上がりそうなほど嬉しかった!


そして干央軍が入り乱戦になったところで、
再度龐煖を討ちに行こうとする信。
(正直、もうやめてと思いました‥‥。)
飛信隊メンバーと策を立て、龐煖の隙を狙い、
一撃くらわすも攻撃を受け、またもや気絶!!
助けに入った羌瘣をも吹き飛ばし、またもや絶体絶命!

そこへ容赦なく龐煖の矛がフォンときた瞬間、
まさかの尾兄弟&澤さんが信を守りました!

このシーンはわたしの14巻ハイライトです。

もう無我夢中で、とにかく信を守ろうと、
あの3人が信を助けます。
もはや死神の龐煖と、あの弱小3人っていう絵ヅラがまた泣ける。

3人とも、目をひん剥いて(澤さんは糸目だけど)、尾平なんか汗と涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら、尾到も吹き飛ばされて頭を強打しながら、澤さんは右手の指逆方向に曲がっちまいながら、

それでも何度も立ち上がって。
(何気に盾の強度スゲー)

いつもクールな羌瘣ですら、苦痛に顔を歪めながら、汗ダラダラで顔面蒼白になっても、信を助けようとする。
信の「はじめての伍」のメンバー全員が、
命がけで信を助ける姿に、涙腺崩壊。

そして他の仲間たちも援護に入り、龐煖から何とか逃れることができました。
(ていうか龐煖、ここでは「離れることは許さぬ」のフォンはないんですね。←いらんけど。
一騎討ちじゃなくなってるからか。
ここまであんなに無駄殺ししたくせに。)

そして山中へ決死の逃亡。

ボケありツッコミありシリアスあり、と今までずっと信を支え続けてきた同郷の尾兄弟。
信を背負って逃げていた弟の尾到が、ここで亡くなります。


死の間際、信に本気で将軍になれると思うか?
と問う尾到。


🔴尾到 : 「分かりきったことだが
下僕が将軍になるってことは並大抵のことじゃない

実際戦場に出て感じたよ 正に"夢"みたいな話だってな

一体どんだけの死地を乗りこえりゃたどり着くんだ?
一つでもしくじればそこで死んで全部終わりだ」

「‥‥だけどお前は龐煖相手に生き残った
隊の皆が命をかけてお前を守ったからだ

命令でもないのに命がけで‥‥

これはふつうのことじゃねェ

ふつうの隊長にはできねェよ 信

だから思ったんだ
信は本当に将軍になれるってな」

「名だたる大将軍達‥‥
あの王騎将軍でさえきっとこういう場面をくり返して来たんだと思うぜ‥‥

仲間の力込みで ‥‥お前の力だ 信‥‥」


尾到の言葉には本当に頷けます。

仲間の力込みで信の力。

死にゆくその姿さえどこか誇らしげで、
最期に仲間にそんな風に思わせられる信には
本当に将軍になって欲しいと心から思います。


そして翌日、散り散りになった飛信隊が合流。
石、去亥、竜有、沛浪、竜川、松左、崇原、田永、澤さんら伍長たちに、慶や昂も生き残ってます。
続いて中鉄が尾平を背負い、田有が羌瘣を抱きかかえて帰還。
そして信が死んだ尾到を背負って帰ってきます。
弟の死を知る尾平はやはり可哀想でした‥‥。

ここで、羌瘣を抱きかかえていた田有の表情に注目です。(160ページ)

🔴羌瘣 : 「下ろせ 歩ける」

🔴田有 : 「(‥‥‥) ああ‥‥‥」

のところで、田有の心中の「(‥‥‥)」は、
おそらく羌瘣が女だということに気づいたっぽいですね。

羌瘣は、特別女ということを隠している訳ではないものの、やはり面倒が多そうなので飛信隊では「男」で通していますが、

田有は龐煖から山中へ脱出する時から動けなくなっている羌瘣を抱きかかえていたようなので、

流石に田有にはばれたと思われます。
そして羌瘣も察されたことに気づき、ちょっと照れが入っている感じ。
‥‥お姫様抱っこでしたしね。


一気に仲間を失った飛信隊。
でも、前回も言いましたが、この時生き残ったメンバーの絆って計り知れないほど強いんだろうな、
と思います。

戦ではなく、まさしく降って湧いた「天災」のようだった龐煖との死闘と、退却。
まさに全員が一丸となって生き抜き、残ったメンバー。

これから隊はどんどん大きくなっていきますが、
この時の小隊だからこその絆感ってある意味超えられない、
強い強いものなんだろうな、
と勝手に感極まってしまいました。


終盤は気持ちよく王騎将軍が豚(渉孟)を瞬殺してくれましたね。
王騎軍の仲間内ですら渉孟の破壊力を目の前にしてややひるみ、王騎の身を案じる雰囲気の中、
騰の"(王騎の強さ)当然です"感も良かった!
むしろ底が知れぬとまで!

そしてラストは蒙武。
なんと龐煖に遭遇したところで、
次巻に続きます。

蒙武軍と隆国軍長の連合軍で現在本陣近くに迫っている状態の現在ですが、
道案内をした隆国軍長を蒙武は気に入ったようすで
「戦が終わったら王騎を捨てて俺の下に来い」
とまさかのヘッドハンティング!笑

隆国軍長は「ハッハ ご冗談を しかし武人としてありがたい言葉です」
と上手い返し。笑

録鳴未や干央にはあんなに冷たく口が悪かった蒙武だったので、
素直に能力を認めた隆国のことを側に置きたがるさまはちょっと可愛く思えたのでした。


つづく。


【メモ】
⭕羌瘣曰く、
「武神」とは、人里離れひたすら"道"を求め極めようとするある種の「求道者(ぐどうしゃ)」だという。(蚩尤も本来は巫女の道の求道者一族)
⭕羌瘣曰く、
武神の一族には血縁は関係無く、資質のある子どもをさらって育て上げ、業を継承するらしい。
⭕羌瘣、龐煖に歯が立たなかったことで、
里を出て以来修練をサボっていたことを反省。
⭕崇原、ここで左目負傷。