キングダムが好きすぎて。

キングダムが好きすぎるあまり、自分を落ち着かせるためにまとめました。

キングダム 20巻 「曲者」

*ネタバレあり*

キングダム 20 (ヤングジャンプコミックス)

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白熱の対魏戦、20巻です。

廉頗四天王、桓騎、飛信隊・玉鳳隊・楽華隊が暴れまくり、
息がつけない展開が続いてハラハラ。

そして
"つぶれ役"を自ら買って出た、
蒙恬にスポットが当たります。

このあたりから対魏戦が終わるまでの展開、
キングダムの数々の戦の中でも
1、2を争うほどドキドキしたくだりで、
今読み返してもすごい密度の内容だなぁ、と
感心します。

この濃さで週刊連載だなんて本当に信じられない。

頑張ってあらすじまとめよう。。。

では、続きからです。


【あらすじ】
第2陣として出陣した飛信隊の活躍により、
魏軍の勢いを止め、流れをつかむ秦軍。

しかし、魏軍の第2陣として出陣してきた
廉頗四天王・玄峰将軍の策にはまり、
緒戦は惨敗。
軍略家・玄峰の、盤上の遊びの如く戦場を操る戦術の前に、一方的にやられてしまう結果となった。

そして、
2日目は各所で激しい戦いが繰り広げられる。

まず、

●秦軍左軍・王翦将軍(兵 40000人)

●魏軍右軍・姜燕将軍(兵 40000人)

この両軍は一進一退の拮抗状況。
しかし、中華十弓のひとり・姜燕の矢による攻めの強さにより、王翦軍が押され出す。


そして、

●秦軍右軍・桓騎将軍(兵 30000人)

●魏軍左軍・介子坊将軍(兵 40000人)

桓騎は介子坊と正面から戦うことはせず、
虚をついて急襲してはすぐに退くという戦い方を繰り返していた。
更に、殺した魏兵の目玉や耳などを袋詰めにして介子坊に送りつけてくるなどの行為により
魏兵は恐怖心を煽られる。
元野盗だけにクセがありすぎる桓騎の戦い方に、
介子坊は悩まされていた。

桓騎に手こずる介子坊のもとへ、
廉頗の指示により玄峰将軍がやって来る。
桓騎と相性が悪い介子坊から、
一時的に将を玄峰に交代し、
一気に左軍の戦いを終わらせるのが目的だった。

玄峰は、地形と敵軍の配置などから桓騎軍の
本陣の場所を読み解き、
介子坊に攻め込ませる。

しかし、一方で桓騎は、伝者より
桓騎軍本陣が見つかってしまったこと、
敵将が軍略家の玄峰に代わったことを聞きつけており、
先手を打って魏兵に扮し、人知れず玄峰本陣に侵入。
虚をつき、見事玄峰を討ち取るのだった。


その夜、蒙恬が信の元へ訪れる。
2人は王賁のもとへ向かい、蒙恬は作戦会議を始めた。

蒙恬は、
玄峰が討たれたことにより、
翌日以降、魏軍が怒りに任せて動きを見せてくるであろうことを予想。

そして祖父・蒙驁の本陣を狙う輪虎が
廉頗四天王のうち最も危険人物であることを理解する蒙恬は、
その輪虎を討つためには個々の隊の力では不可能であり、
楽華・玉鳳・飛信隊の3隊で当たって先に仕掛ける必要がある、
と説明。

翌日、3隊は蒙恬の作戦に従い、輪虎を討ち取るために動き出す。

まずは楽華隊が単独行動に見せかけ、
輪虎の手練れ精鋭私兵・700人を狙う。
蒙恬は祖父・蒙驁を守るため、最も血を流すであろう1番の"つぶれ役"を買って出た。

楽華隊の健闘により、作戦通りに事が運び出す。
そして輪虎兵が手薄になった頃合いを見計らい、玉鳳・飛信隊が突入した。

蒙恬の導きで道が開き、
一気に騎馬兵で輪虎本陣まで駆け抜ける玉鳳・飛信隊の2隊だったが、
途中輪虎兵の残兵に道を阻まれる。

飛信隊は2隊に分かれ、羌瘣を残して輪虎残兵を食い止める。
信は本陣へ突き進み、王賁とともについに輪虎の前に立ちはだかる。

そして、輪虎 VS 信・王賁の戦いが始まった。




* * *



前半、信たちがいいようにやられてしまった
玄峰将軍。

まさか速攻で桓騎に殺されるとは、
思いもしませんでした。

死に際のセリフが、

🔴玄峰 : 「ものを知らぬが 確かに筋は悪くない‥‥か

弟子にしてやってもよいぞ 桓騎」

って、どんだけだよ?!


死を覚悟した上での言葉なのか、
死が現実的ではなかった故に出た言葉なのか、

真意は図りかねますが、

次のページをめくると

🔴桓騎 : 「いるかよ」

とあっさり首をはねられた挙げ句、

🔴桓騎 : 「雑魚が」

!!!

あっさりまさかの討ち死にに絶句しました。
桓騎、ヤバイです。

お見事な仕事をしてくれた桓騎ですが、
目玉袋詰めや人林づくりなど、
正直恐ろしすぎ・・・。


一方、じィちゃん思いの蒙恬は、
輪虎の力量を測った時、
単隊では勝ち目が無いと悟ります。

魏軍中央本陣の輪虎を討ち取らぬことには
秦軍本陣の蒙驁が討たれてしまう危機。
輪虎討伐以外には秦軍に勝ち目がないと算段。

信と王賁に協力を仰ぎ、
自らが先陣を切って輪虎本陣へ突っ込みます。

いつも飄々としている蒙恬が、
今まで自分を見守っていてくれた祖父・蒙驁を
失いたくないがために、
戦才を如何なく発揮して3隊を指揮する姿が勇ましい。


蒙恬の頑張りのおかげで、
信と王賁は本陣まであと少しというところまできますが、
そこで輪虎兵の残兵が立ちはだかり、
楚水ら後方の兵が足止めをくらいます。

残兵とはいえ、あの輪虎の私兵は精鋭ぞろいであり、
楚水らを残していくことに躊躇する信。

そこで羌瘣が援護に戻ると言います。

🔴羌瘣 : 「この先まだ‥‥
あの男は飛信隊に必要だ」

この戦が終わったら、仇討ちのため一時離隊する羌瘣は、自分がいなくなった後の飛信隊のことも考えたのでしょう。
楚水らを助けに、後方に戻ります。

助けに戻った羌瘣に、楚水は何故戻ったのかと驚きますが、
羌瘣は「輪虎兵を信の所に引き連れて行くのは得策ではない」と判断。
輪虎の首は、信らに任せようと言います。

羌瘣の、
常に先を見ている冷静さと聡明さに加え、
クールな態度に反して仲間を思う情の深さが垣間見えるこういう場面、好きだな。


そしてラストは輪虎 VS 信・王賁の戦いが始まります。
双剣使いの超手練れ相手に、負傷王賁と信でどこまで戦れるのか?

次巻へ続きます!

【メモ】
⭕〈廉頗四天王の特徴〉
●輪虎 ・・・廉頗の大戦では必ず決定的な仕事をしている。恐ろしい突破力を持つ、廉頗の側近。

●介子坊 ・・・四天王筆頭将軍。単独でも100勝を挙げている豪傑。

●姜燕 ・・・中華十弓のひとり。かつて廉頗と五分に渡り合った小国の勇。国が滅亡した後、廉頗に忠誠を誓う。

●玄峰 ・・・趙時代、趙軍全体の総司令を頼まれるほどの軍才。
廉頗と輪虎の師でもある。

⭕輪虎兵は、白ずくめの甲冑をまとう。

⭕〈おまけページより、キャラパラメータ〉
●信 ・・・ 17歳
武力 : 88+α
指揮力 : 70
知力 : 70
必殺技 : やっぱりジャンプ

知力、70もあったのか!笑

●羌瘣・・・16歳
武力 : 94+α
指揮力 : 80
知力 : 87
持久力 : 少なめ

知力、もっとありそう。

●蒙恬
武力 : 87
指揮力 : 85
知力 : 90
特徴: 代々父と似ていない

確かに、代々父と似てません!

●王賁
武力 : 89
指揮力 : 86
知力 : 89
必殺技 : 龍指

エリートらしい数値の安定感。


その他キャラパラメータについては、また改めて別枠でまとめたいと思います。