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キングダムが好きすぎて。

キングダムが好きすぎるあまり、自分を落ち着かせるためにまとめました。

キングダム 21巻 「将器」

*ネタバレあり*

キングダム 21 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 21 (ヤングジャンプコミックス)


対魏戦もいよいよ佳境。

●信 対 輪虎
●王翦 対 姜燕
●蒙驁 対 廉頗

それぞれの持ち場での戦がどれも熱いです。

信は本当に輪虎に勝てるのか?

蒙驁は40年越しの勝利を掴めるのか?

そして羌瘣に立ったフラグはどうなるのか?

ハラハラの21巻です。


【あらすじ】
王賁とともに、輪虎と激しく打ち合う信。

2人を相手にしても輪虎には全く隙が無く、
戦いの最中信は右腕を深く斬られてしまう。
王賁も前回の輪虎戦で負った傷が深く、動きが徐々に鈍くなっていく。

信は、意識が飛びそうな域に達しかけるが、そこから何度も這い上がることで己の限界を越えようとしていた。

剣を交えるごとに重みを増して行く信に、
輪虎は信の変化を感じ取る。
そして信の一撃がついに輪虎をとらえ、
輪虎の左手の2本の指と馬の脚を奪った。

打ち合いが長引くほどに魏兵に包囲されてゆく
状況の中、
輪虎との対戦を切り上げるタイムリミットが来る。

玉鳳隊が作ってくれた退路をくぐり抜け
信と王賁らは脱出に成功し、
輪虎との決着は翌日に持ち越しとなった。

その頃、左軍の将・王翦は、
自軍に配属された隊の中でも軍略の読みに優れた壁に目をつける。
そして壁隊に兵を与えて5000人の将にし、姜燕と対決させる。

地形の利を活かして姜燕を討つように任された壁だったが、
姜燕の急襲に逢い、窮地に陥ってしまう。

なす術なく硬直する壁のもとに、
狙っていたかのようなタイミングで王翦が現れる。

全ては、壁を囮にしてあえて姜燕に急襲をかけさせ、魏軍優勢と見せかけておいた王翦の計略だったのだ。
そして姜燕を追い込んだ王翦は、姜燕の能力を買い、自分の領土(くに)に来て側近になるように提案する。

その時、
崖上に廉頗が現れた。

何と、廉頗は王翦の更に上を行く読みで、
王翦の出方を完全に予測していたのだ。

両軍の数はほぼ同数。
土地の利は秦が掴んでいる。
しかし魏軍は廉頗大将軍の出現により
士気は最高潮。

軍略家にとって最高の材料が揃ったこの条件で、廉頗は王翦がどう出るかを試していた。

しかし王翦はあっさり退却。

廉頗と姜燕は後を追うが、
その先にあらかじめ築城された砦にたどり着き、
王翦はそこへ退却した。

副将という立場でありながら
己を戦の最上とする挙動をとる王翦に対し、
廉頗は武将としての興味を失う。

王翦の見張りは姜燕に任せ、
廉頗は総大将・蒙驁を討ち取りに向かった。


その頃、輪虎との激しい対戦から帰還した信は、
まさに満身創痍だった。
特に斬られた右腕の傷は深く、発熱を及ぼしている。

信の傷を見た羌瘣は、行軍中にずっと集めていた薬草を調合して作ったという秘薬を、
信の傷に塗りこむ。
実は自らも負傷していた羌瘣だったが、
傷のことは気づかれないよう、
信とともに眠りにつくのだった。

翌日。
羌瘣の秘薬が効き、復活した信。

飛信隊はこの日後方に配属されるが、
輪虎は栄備将軍を討ち取り、本陣を目指して
秦軍を突破してゆき
遂には飛信隊の持ち場に現れた。

予備隊として羌瘣を含む負傷兵200人を残し、
信は兵を引き連れ輪虎のもとへ突っ込んでいく。


一方、蒙驁将軍のいる本陣では、
なんと廉頗が現れる。

秦右軍・桓騎は玄峰を討った後、介子坊に攻め込まれて身動きがとれぬ状態の上、
何より左軍の王翦が築城により後方深くまで
下がってしまったため、
秦軍本陣の背後を突かせてしまったのである。

二千人を率いて直々に蒙驁本陣へ乗り込んで来た廉頗に、
蒙驁は腹を括り、応戦の構えをとる。

40年の時間をかけて作り込んだ罠を張り巡らせた砦で、
蒙驁は廉頗を迎え討つーーー。




* * *




輪虎戦を通して、信が一気に成長していきます。

キングダムは青年マンガのカテゴリーかとは思いますが、少年マンガ王道の
"実戦でより力が引き出され、戦を重ねるごとに成長する"展開です。

輪虎と戦い、死闘を乗り越えたことで、
武将オーラもパワーアップしているもよう。
(羌瘣スカウターによる)

輪虎との打ち合いを目の当たりにし、
戦の中で成長していく信を見て、
今まで信を下に見ていた王賁も
多少考えを改めたかのように見えます。(※44ページ下の表情から)


一方、左軍の王翦軍に配属されていた壁には
いきなり大役が課せられます。

なんと、五千将として姜燕を討てとの命(めい)!

無茶な〜!
とヒヤヒヤしていたら、なんと壁は囮!(哀)
せっかく張り切って任務に就いていたのに。。。

しかし、姜燕の急襲に遭った時、
王弟反乱時の左慈との場面さながらに

🔴壁 : 「(体が‥‥ 動かな‥‥)」

と固まっちゃうところが壁ー!(泣)

王翦に利用されたのも、軍略に明るかったところを見込まれたから故ではあるけれど、
壁はそろそろ、肝心な場面では結果を出していかないといけないですよね‥‥!


そして廉頗出現シーンの迫力はなかなかでした。
ヌッハハハハと豪快に現れた天下の大将軍。

豪快・豪傑な将にしか見えないのに、
王翦のさらに上をいく軍才の持ち主であり、
(玄峰の功なのでしょうか)
あの李牧にも
「廉頗に正面から勝てる武将は天下に1人もいない」
と言わしめた人物です。

蒙驁と同じじィさんのはずなのに、
なかなかどうして‥‥かっこよすぎ。
若かりし頃はさぞかし男前だったんだろうなー。

情に厚くて、
酒を呑んだら泣き上戸なところや、
出陣前の景気付けの抱擁、
豪快な攻め中心の戦をするくせに、
軍略にも長けている‥‥
蒙驁曰く、
「開戦前は緻密な戦略を立てる"知将"となり、
始まれば戦局の推移を直感的に見抜く"本能型"にもなる」
そうな。

まさに天下最強の大将軍な気がする‥‥。

大丈夫か蒙驁‥‥。

そんな蒙驁は、40年間の間、大金を使ってまで廉頗の戦の情報収集をしたり、
時には自ら戦局を観戦に行ったりしていたとか。

廉頗に対して、
憧れに似たような感情があったのかもしれませんね。

一方、一手も二手も先を読む廉頗に対し、絶対に勝てる戦しかしない王翦はしれっと退却。

勝手に姜燕をヘッドハンティングしようとしたり、砦に引きこもってしまったり、
確かに他の武将たちとは一線を画す動きをする将軍だということは違いないようで。

危険思想ゆえに昭王の時代から日蔭に送られてきたと聞くあたり、
相当な訳あり将軍のようですね。

息子である王賁とも何らかの確執があるっぽい感じですし、(王賁が意識し過ぎている感じ)
今後そのあたりが描かれるのかどうかも
気になるところ。


さて、信ですが、
右腕の負傷に羌瘣の魔法の秘薬を塗って復活!
尾平たちもホッと安心。


栄備将軍が空を見上げ、

🔴栄備 : 「おー
今朝の雲は厚いな」

(空を見上げる信、羌瘣、兵たち)

🔴栄備 : 「今日は荒れそうじゃのォ」


と何気なく話すシーン(126ページ)がありますが、
何かの暗示に思えてハラハラする!
(そして将軍はその後すぐに輪虎に殺られちゃいます。。。)


そしてまた羌瘣に不吉なフラグ…。
目の下にもしっかりクマ出てるし、
脇腹から血もうっすら滲んできてたし‥‥。

羌瘣のケガを察している信が、
羌瘣を予備隊に残して輪虎のもとへ向かう時、


🔴信 : 「羌瘣 また後でな」


と言う時の間(ま)、
何だかこわい!


なぜならば‥‥26巻までは一気買いで読んだ
コミックス派のわたしは、
次巻・22巻の表紙をすでに見てしまっていたのです。

なのでここで信と別れるシーンは、
めっちゃくちゃドキドキして‥‥。


羌瘣、どうか死なないで!



【メモ】
⭕廉頗、王翦の戦い方にかつての六将・白起を思いだす。
⭕223話の扉絵、かっこいい。