キングダムが好きすぎて。

キングダムが好きすぎるあまり、自分を落ち着かせるためにまとめました。

キングダム 51巻

*ネタバレあり*


大分長い間をあけてしまいました・・・!


その間、

「キングダムマンチョコ」の発売や(コンプリートまでに1枚足りず‥‥!)

待望の映画化(めっちゃ泣けましたー‥‥!)

などなど、

キングダムの話題に事欠かない1年間でしたね。

特に映画化に関してはこちらのブログでも反響がとても大きく、

改めてメディアの影響力の凄さにおののいた次第でございます。

(映画の感想をくださった方々、すごく嬉しかったです!)

後にまた、映画の感想も別枠でアップしたいなと思っております。


‥‥ってことで、しれっと本編感想ブログを再開致します。笑





【あらすじ】

尭雲とついに対峙した信。


2人の激しい一騎討ちは、日が没する頃まで続くが、互いに体力を消耗し合い、決着がつかずにいた。


同じ頃、朱海平原で起こった大炎の場所には、羌瘣が駆けつけていた。


大乱戦場と化したその場所では激しい白兵戦となっており、

飛信隊は苦戦を強いられ、少しずつ後退していた。


は、何か策を投じないことには現状を打破できず全滅すると判断。

乱戦の中、重量級の歩兵を要とする拠点を

左右につくり、敵を自分のいる中央へ流すようにと指示を出す。

そして自らも下馬して中央の要となり、

崇原・松左ら歩兵の最大火力を集めた狩り場をつくり、敵を殱滅させる作戦を強行する。


日が沈む頃、大炎の場所での決着がついていないことを察した尭雲は、

信との一騎討ちを持ち越し、その場所へと向かう。


そこには、数で勝っていたはずの尭雲軍と

押し込まれていたはずの飛信隊がほぼ互角の状態で互いを焼き尽くし合い、

血の海となった原の中に立つ羌瘣がいた。


尭雲は、


自らが仕掛けた本陣急襲を信が読み当てたこと、

その己の襲撃を信が止めうる男だったということ、

そして大将の信以外に戦局をぬりかえる武将・羌の存在があったことーーー


この3つの誤算を認め、飛信隊が想像していた以上に厄介な相手であると

思いを改めるのだった。




その日の夜、

趙軍本陣の李牧のところへ鄴からの知らせが届いていた。


の食糧の残り期限を調べていた李牧は

あと10日で兵糧が尽きる秦軍に対し、

鄴はその倍を上回る20日分の兵糧を有しているという情報を得る。





3日目の朱海平原での激戦から時を経て

開戦8日目を迎えた橑陽の地では、

壁軍の兵糧を焼かれたことが大きく影響し、

8日目にして食糧不足の不満から生じた

内輪揉めが至るところで勃発していた。

いよいよ兵糧の期限は残り3日に迫っていたのである。


楊端和は、リミットの3日間で

犬戎王・ロゾの血族であり大剣である

ゴバ・ブネン・トアク3兄弟の首を獲りに出ると宣言。

バジオウ率いる楊端和直下軍・フィゴ族・メラ族の3軍をその3将へぶつける作戦を開示する。


己の失態により兵糧を失うことになった責任を重く受け止める壁は、

挽回のチャンスが欲しいと楊端和へ直訴。

壁の決意を認めた楊端和は、メラ族に代わって壁軍を3軍のうちに含め、出陣を許可するのだった。


そして翌日、9日目。

壁は大任を任され、協力を申し出たメラ族とともに出陣する。


3将に狙いを定めた楊端和の作戦であったが、

趙軍・舜水樹はこれを読んでいた。


舜水樹は3軍の軍勢を倍以上に増やし、迎撃を目論む。


バジオウ軍対する長兄・ゴバ軍、

フィゴ軍対する末弟・トアク軍、

壁軍対する次兄・ブネン軍、

相対する3軍すべてが増軍され、

秦軍は自軍の兵数を上回る各々約2万もの軍勢と対することとなった。


壁は、

3兄弟の中でも最も残虐だと言われている

次兄・ブネンを相手に、

修復防衛に重きを置いた

基本戦術を駆使して挑み、功を奏す。

しかしブネンも素早く切り替え、

互いに主力である歩兵戦が始まるのだった。


橑陽では、勝負を賭けた9日目が開戦するーーー。



その頃、信たちが所属する朱海平原・右翼側でも開戦から9日目を迎えていた。

8日目から趙軍は兵糧戦に入り、

膠着状態が続く中、刻一刻と秦軍の兵糧の期限は近づいていた。


9日目の時点で秦軍の兵糧は残り45日分。

右翼大将・亜光将軍をはじめ、玉鳳隊・飛信隊の首脳陣は今後の戦略について軍議を行う。


王賁は、兵糧のリミットを見積もった5日のうちの3日間で

岳嬰・馬南慈・尭雲・趙峩龍の4軍を討ち破り、

1日で李牧軍本陣を落とし、

残る1日で鄴へ向かって桓騎軍と合流することを提案。

兵糧の補充問題もあり、もう後には引けない信たち。


議論の結果、まず1日で1軍を撃破するため

4軍の中で最も力の劣る岳嬰に的が絞られた。

決して討ち損じは許されぬ一戦のため、亜光将軍は玉鳳隊・飛信隊の2隊でこの任を請け負うように命じる。

従ってその他の3軍は亜光将軍が受け持つこととなった。


9日目が開戦し、作戦通り信たちは岳嬰軍と激突。

岳嬰にとって主・慶舎の仇である飛信隊に対する怒りと憎悪は凄まじく、

岳嬰軍は異常なほどの士気の高さを保っていた。


王賁は、飛信隊と岳嬰の因縁関係を見据えて

先鋒を飛信隊に任せ、

飛信隊への怒りで前のめりに出てきた岳嬰を後方から玉鳳隊が仕留めるという作戦を提案。

貂も承諾し、2隊は岳嬰との決戦に挑む。


一方、残り3軍を請け負った亜光将軍は、

鉄壁の防陣を敷いていた。


主・王翦から授かりし防陣に絶対の自信を持つ亜光将軍だったが、

なんと馬南慈は亜光軍の守備をものともせず、陣の中へと突入してくる。


亜光将軍は早急に防陣の形体を変化させて馬南慈軍の侵入に対応するが、

馬南慈に加えて正面の方から尭雲までもが陣を破り侵入してくる。


鉄壁であったはずの亜光の防陣が機能せず、

馬南慈が容易く陣を突破できたのには訳があった。


実は、9日目の開戦前、

秦軍右翼の動きを読んでいた李牧が

出陣前の馬南慈へ亜光将軍の防陣の弱点を耳打ちしていたのである。


李牧は、亜光の防陣には隊の種類が2種類あることを見破っていた。

亜光の防陣は、堅い殻に徹する隊と、それらを自在に繋ぎ合わせる関節としての役割を果たす隊で構成されていると読んだ李牧は、

関節の繋ぎどころを失わせて本来の防陣の機能を不能にさせるため、

可動している関節だけをうまく狙ってそこを砕くようにと馬南慈に指示していたのである。


李牧の読みは的中し、亜光軍の防陣は崩壊の危機へと直面。

副官・虞寧(ぐねい)は一旦陣を解き、早めの立て直しを提案するが、

奮闘している玉鳳・飛信隊を孤立させないためにも亜光将軍は陣形を解かずに継続するべきであると判断。

後から侵入してきた尭雲の足止めを副官・虞寧(ぐねい)に任せ、

自ら馬南慈を止めに向かう。


しかし、後から陣内に入ってきたはずの尭雲は凄まじい勢いで虞寧を突破し、

馬南慈と互角の一騎討ちをしていた亜光将軍のもとへ尭雲の刃が襲うーーー。



*  *  *



なかなか進まない鄴攻めですが、

51巻では開戦3日目から一気に9日目まで進みました!


3日目、前巻から引き続き信×尭雲の一騎討ちでしたが、

ここで決着はつきませんでしたね。


尭雲が別の場所に起こした大炎の場所には、渕さんや干斗たち新人衆、我呂たちがいて大ピンチ、そこに前巻で送り込まれた羌瘣が到着します。


ぐっちゃぐちゃの乱戦の中、羌瘣の

力技の強行策で歩兵総力戦に!!(嫌がる尾平と慶!笑)

瘣はわざわざ馬からおりて、

歩兵の一員に。

ビビりまくる仲間たちに背中を押す檄をかまします。

そして、久々の人じゃないスヒヒヒン斬りが拝めました!


死体の海に立ち尽くす羌瘣、

対廉頗戦を思い出しますね。。


何もかも1人で請け負って死にかけたあの時と違って、

今は将として、策をもって仲間に指示して、

ペース配分も考えながら仲間に守ってもらって、

で一番しんどいところは自分が背負う。

しっかり自分の足で死体の海の中に立ってる羌瘣。

お腹減ったと思える余力も頼もしく、

そして最強に可愛く、

本当好きすぎてたまらなかった!


‥‥加えてその夜の天幕での事件です!


ボロボロになった羌瘣に詫びに

ボロボロになった信が這ってきて、笑


いつもすまねェな


と謝る信!


‥‥に対し、

そんな下らない話をしにわざわざ這ってきたのか?とツンツン羌瘣ちゃん。


どうせ同じ寝てるだけなら

お前と話しながらの方がいいじゃねェか

尾平やテン相手はうるせーしな


と話す信を見る羌瘣の目が、

なんだかすごく女の子で‥‥


信の手をとって握った羌瘣、

テレて慌てふためく信に対して


(これは)蚩尤の術で命の力を相手に与えるまじないの類」


と言ってみたり、


それならと慌てて手をふりほどく信に対して


「今のは力を吸いとる術だ」


と言ってみたりなんかして、

ほんとにもう!

素直じゃないんだから!!


53ページはじめのコマで、信に突っ込まれてちょっと汗かいてる羌瘣の顔を見たら、

この子思わず手が出てただ信に触りたかっただけなんだな!

ってわたしはニヤニヤが止まりませんでしたよ。


尾平やテンじゃなくて、自分のところに

来た、ってこと、

深い意味は無くても信が急にそんなこと言うもんだから、

まじないの説は本当かもしれないけど

瘣はすごくすごく嬉しかったんだなー。。


なんて羌瘣の乙女心がだだ漏れになってた

ような気がして、めちゃくちゃかわいかったです。

もう、早く結婚したらいいのに‥‥。



さて、話を戻します!


戦いは3日目からいきなり8日目へ。


鄴、橑陽、朱海平原のいずれの地でも

いよいよ兵糧問題が深刻になってきます。


鄴では桓騎軍が、食糧が残り1日分になったら任務バックレよーぜ的なことになっており(桓騎自身は王翦が何を仕掛けているのか何かしら気付いているようではありますが)

橑陽では、兵糧焼かれた壁のあんちゃんとこが一番ヤバいことになってます。


メラ族はキタリ以外はすごく壁に優しくて、食糧を自分たちより多めにくれたりと良いやつら。

壁のあんちゃんは、自分の油断で兵糧を焼かれた失態に責任を感じ、端和様へ挽回させて欲しいと頼んで何とかチャンスを得ます。

壁、がんばれ!


橑陽では兵糧残り3日分。

何としてでも3日で犬戎軍を撃破して城を奪わなければなりません。

出陣前に、端和様が猿手族の族長・エンポじィを呼びつけ、何やら頼み事をしていましたが、

対する趙の舜水樹も端和様の作戦を見抜き、

迎撃の準備万端で‥‥

どうなる?!


そして信たちのいる朱海平原でも、残り兵糧45日分だとかでいよいよヤバイ。

王賁の仕切りで決まった作戦に従い、

9日目が開戦しましたが‥‥


3日で岳嬰・馬南慈・尭雲・趙峩龍を撃破して1日で李牧を倒して最後の1日で鄴に行って何とかしよう、

というかなりのざっくり作戦。

兵糧がもうないからどうしようもないとはいえめちゃタイトだけど、、大丈夫?!


李牧の指示により、鉄壁のはずの亜光将軍とこの防陣の弱点をつかれ、

なんと陣形がいきなり崩壊の危機に!!


副官・虞寧は、一旦陣を解いて立て直そうと進言しますが、

今それをやると調子良く岳嬰に攻め入ってる王賁と信たちが孤立して、やられると読んだ亜光将軍はそれを拒否。

自分がさっさと馬南慈を討って、ヤバそうな尭雲に備える算段で、本陣を動かします。


亜光将軍が馬南慈の相手をしている間、尭雲の足止めを申し出た虞寧でしたが、

残念ながら瞬殺されてしまい、

馬南慈に手こずっていた亜光将軍のところに尭雲が追いついてしまったー!!


どうなる、亜光将軍!?


次巻へ続きます!





【メモ】

⭕️エンポじィ、端和様のことをマンタンワと呼ぶ。(マンタンワて‥‥)


⭕️おまけマンガ

「ダムニアクイズ その1

レベル15、魯延じィ!笑


山陽戦の後、引退してたんだー!

山陽廉頗戦でボロボロになった羌瘣の手当て、

請け負ってくれてましたよね。

しかし‥‥まさかの肉弾マッチョじーさんだったとは!!(爆笑)


「ダムニアクイズ その2

レベル16、青石族の長、石!


婚礼のため鄴戦は不参加とのこと。笑


個人的には、ダムニアクイズこのレベルくらいなら余裕ですね!原先生、もっとムズイのお待ちしてます!笑


⭕️カバー裏

表紙側:なし

裏表紙側:エンポじィ「マンタンワよ」